先に結論
すでに実用的な速度で打てているなら、方式を変えないでください。入力方式の変更は習得に数か月かかり、その間は確実に今より遅くなります。速度が伸びていない段階の人だけが、方式を選び直す価値があります。
方式ごとの違い
| 比較項目 | ローマ字入力 | かな入力 |
|---|---|---|
| 覚えるキーの数 | アルファベット26個 | かな約50個 |
| 1文字あたりの打鍵数 | 多くのかなで2打鍵 | 原則1打鍵 |
| 英字・記号との相性 | 配置が共通で切り替え不要 | 英字入力では配置が変わる |
| 他人の端末での利用 | 初期設定のまま使える | 入力方式の切り替えが必要 |
| 習得までの負担 | 小さい | 大きい(数か月) |
打鍵数だけを見るとかな入力が有利ですが、それがそのまま入力速度の差になるわけではありません。実際の速度は、方式の理論値より習熟度に強く左右されます。このページでは「どちらが優れているか」を断定しません。
ローマ字入力が向いている人
- これからタイピングを覚える人(覚えるキーが26個で済む)
- 英字やプログラミングも打つ人(配置が共通)
- 学校や職場など、自分以外の端末を使う機会がある人
- すでにローマ字入力で実用速度が出ている人
かな入力が向いている人
- すでにかな入力で速く打てている人(変える理由がない)
- 日本語の入力量が圧倒的に多く、英字をほとんど打たない人
- 使う端末が自分のものに限られている人
かな入力に慣れている方も、ローマ字入力を「短い文が打てる」程度には使えるようにしておくと、設定が変えられない端末で困りません。完璧に習得する必要はありません。
よくある質問
かな入力とローマ字入力はどちらが速いですか?
打鍵数だけを比べるとかな入力が少なくなりますが、実際の入力速度は習熟度に大きく左右されるため、方式だけで速さは決まりません。すでに実用的な速度が出ている人が方式を変えると、習得期間中は確実に今より遅くなります。
今からかな入力に変えるべきですか?
現在の入力速度によります。すでに1分あたり250打鍵以上で打てているなら、方式を変えるより苦手なキーを潰す方が効果的です。まだ速度が伸びていない段階なら、覚えるキーが26個で済むローマ字入力を続ける方が負担が小さくなります。
かな入力を使うと不便なことはありますか?
初期設定がローマ字入力の端末が多いため、自分以外のパソコンを使うときに設定変更が必要になります。また英字やプログラミングの入力ではアルファベット配置を別に覚える必要があります。日本語入力の量が圧倒的に多い人ほど利点が活きます。
覚えるキーの数はどれくらい違いますか?
ローマ字入力はアルファベット26個で日本語を入力できます。かな入力は濁音や小文字を含めて約50個のかなの位置を覚える必要があります。そのぶん1文字あたりの打鍵数は少なくなります。
次にやること
- 判定に使う速度を測る:タイピング速度測定
- ローマ字入力を練習する:ローマ字入力の練習方法
- ローマ字の綴りを確認する:ローマ字入力早見表
- 指の担当を決める:ホームポジションの基本