まず30秒で、今の段階を確かめる
「初心者」といっても、止まる場所は人によって違います。次の表で最も近い状態を1つ選び、そこから始めてください。 できる項目まで最初からやり直す必要はありません。
| 今の状態 | 最初にすること | 進む場所 |
|---|---|---|
| 文字の場所を毎回探す | F・Jと担当指を確認 | ステップ1 |
| キーは分かるが指が定まらない | 打った指を基準位置へ戻す | ステップ2 |
| 「し・ち・つ・ん・っ」で止まる | 迷うローマ字だけ切り出す | ステップ4 |
| 打てるがミスが多い | 速度を落として原因を1つ選ぶ | ステップ6 |
| 正確に打てるが遅い | 同条件で測り、短い加速区間を作る | ステップ7 |
練習前に整える3つのこと
椅子と画面
肩を上げずに肘を曲げられ、画面を見るために首を大きく下げない位置へ調整します。
FとJの突起
左人差し指をF、右人差し指をJへ置きます。目ではなく指先の突起で戻る場所を確認します。
入力モード
ブラウザのローマ字タイピング練習では、日本語IMEをOFFにして半角英数へ切り替えます。
姿勢を固めすぎる必要はありません。手首や指に痛み・強い違和感が出たら練習を中止し、長時間続けず休止を入れてください。
参考: 厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」
基礎から始める7ステップ
ステップ1|F・Jからホームポジションへ戻る
左手はA・S・D・F、右手はJ・K・L・セミコロンを基準にします。最初の目標は全部のキーを暗記することではなく、 1文字打った後に人差し指をFとJへ戻せることです。指の担当範囲は ホームポジションと担当キーの図解で確認できます。
ステップ2|1文字ずつ、担当する指で押す
ホーム段だけをゆっくり打ち、次に上段、下段へ広げます。届きにくいキーを別の指で代用すると、その場では速くても、 後から複数の文字が続いたときに指が衝突しやすくなります。10回連続で速く打つより、5回同じ指で再現することを目標にします。
- キーを押したらF・Jへ戻れる
- 肩や手首に余計な力が入らない
- 同じキーを毎回同じ指で押せる
- 間違えた瞬間に速度を落とせる
ステップ3|母音から短いローマ字を作る
日本語のローマ字入力は、A・I・U・E・Oの母音が何度も出てきます。まず母音の位置を覚え、 「か・さ・た・な」のように子音と母音を組み合わせます。1文字ずつの位置が分かってから、2〜4文字の短い単語へ進みます。
ステップ4|迷いやすいローマ字だけ分けて覚える
初心者が止まりやすいのは、長い文章そのものより「し・ち・つ」「ん」「小さいっ」「きゃ・しゅ・ちょ」などの入力です。 迷った形をその場で10種類増やさず、1日に2〜3種類へ絞ります。
入力方法はローマ字入力早見表で検索できます。
shi / si、chi / tiのように複数の正しい打ち方があります。TYPE BURSTと速度測定ツールは、画面の入力例と異なる正しい表記も受け付けます。
ステップ5|短い単語を、画面を見て打つ
文字単体が分かったら、短い単語へ進みます。この段階では「手元を絶対に見ない」ではなく、 画面を見る時間を少しずつ長くしてください。入力後に指がF・Jから外れていたら、次の単語を始める前に戻します。
手元を見る回数を減らす具体的な進め方は、 ブラインドタッチ初心者向け5段階練習で詳しく説明しています。
ステップ6|速度より先に、ミスの種類を記録する
正確率の数字だけでは、直し方は決まりません。「隣のキーを押す」「同じ指が連続すると止まる」「ローマ字で迷う」 「後半だけ崩れる」のように、ミスを言葉で1つ記録します。
| ミスの形 | よくある原因 | 次の5分 |
|---|---|---|
| 隣のキーを押す | 基準位置から手がずれる | F・Jへ戻る練習 |
| 同じ文字で止まる | 担当指または位置が曖昧 | 苦手キー練習 |
| ローマ字の途中で止まる | 入力パターンが未定着 | 迷う形を2つだけ反復 |
| 後半だけミスが増える | 力み・疲れ・練習時間 | 時間を半分にして休止 |
原因をさらに切り分けたい場合は、ミスタイプが多い7つの原因を使ってください。
ステップ7|同じ条件で測り、ゲームで実践する
キー位置と短いローマ字が安定したら、無料タイピング速度測定を使います。 測定時間を毎回そろえ、KPM・WPMだけでなく正確率も一緒に残します。初回の数字は評価ではなく、次回と比べるための基準です。
制限時間なしで一文を最後まで打つ練習には、初心者向けの文章タイピング練習を使えます。 まず短文3文から始め、止まらず入力できたら5文へ増やします。
その後にゲームを1回行い、キーを打つ以外の判断があっても同じ指使いを保てるか試します。 測定で速くてもゲームで崩れるなら、まだ全区間を急ぐ必要はありません。
初日は10分だけでいい
- 2分|準備:椅子、画面、IME、F・Jの位置を確認します。
- 3分|基準位置:ゆっくり1文字ずつ打ち、毎回ホームポジションへ戻します。
- 3分|短い単語:2〜4文字の単語を、速度を測らず正確に打ちます。
- 1分|苦手を1つ記録:キー位置、担当指、ローマ字のどこで止まったかを書きます。
- 1分|次回を決める:記録した1点だけを次の練習課題にします。
余裕があっても、初日から長時間続ける必要はありません。毎日の時間配分は 5分・10分・15分のタイピング練習メニューで調整できます。
初心者向け14日間メニュー
| 日 | 練習内容 | 次へ進む目安 |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | F・J、ホーム段、担当指 | 打った後に基準位置へ戻れる |
| 3〜4日目 | 上段・下段を1文字ずつ | 同じキーを同じ指で押せる |
| 5〜6日目 | 母音+短いローマ字 | 2〜4文字の単語で止まりにくい |
| 7日目 | 30秒測定+振り返り | 数字ではなく苦手を1つ言える |
| 8〜9日目 | 「ん・っ・拗音」から2種類 | 選んだ形を迷わず打てる |
| 10〜11日目 | 苦手キー10語+短い単語 | 同じミスが前半から減る |
| 12〜13日目 | 初級ゲームを1回 | 判断中も指の位置を戻せる |
| 14日目 | 初日と同条件で再測定 | 次の課題を1つ決める |
「次へ進む目安」は試験ではありません。できない日があれば、その行を2〜3日続けて構いません。 反対に既にできる内容は飛ばし、止まる場所へ時間を使ってください。
初心者が記録するのは3項目だけ
毎回同じ条件で残す
KPMやWPMの最高値だけを毎日更新しようとすると、文章の相性や偶然に振り回されます。 数字の意味はタイピング結果の見方で確認できます。
初心者が避けたい5つの練習
- 最初から長文だけ打つ:止まる原因を特定できません。短い単位へ戻します。
- 最高速度だけ比べる:測定時間や文章が違えば、同じ人でも数字は変わります。
- 手元を隠して我慢する:位置が分からない段階では確認し、F・Jへ戻る回数を増やします。
- 全部のローマ字を一度に覚える:実際に迷った形を1日2〜3種類だけ練習します。
- ミスしたまま急ぐ:間違った指運びを速く繰り返さず、一度止まって同じ動きをやり直します。
ノートPCのキーボードでも練習できる?
ノートPCでも練習できます。外付けキーボードは必須ではありません。ただし、キーの間隔や深さが変わると一時的に速度が下がるため、 成長を比較するときはできるだけ同じ端末・同じ姿勢・同じ測定ページを使います。
小型キーボードでは、セミコロンや記号の位置が窮屈なことがあります。まず日本語ローマ字入力で頻出する英字を安定させ、 記号入力は必要になった段階で追加してください。
よくある質問
タイピング初心者は1日何分練習すればいいですか?
最初は1日10分を基準にし、忙しい日は5分でも構いません。ミスや力みが増えたら終了します。長時間より、毎回1つの課題を決めることを優先してください。
キーボードを見ながら練習してはいけませんか?
位置が分からない段階では見ても構いません。見た後にF・Jへ戻り、画面を見る時間を少しずつ長くします。最初から完全に隠す必要はありません。
ローマ字を全部覚えてからタイピングを始めるべきですか?
全部を暗記してから始める必要はありません。母音と基本的な子音から短い単語を打ち、実際に迷った表記を早見表で確認する方が課題を絞れます。
初心者はどのくらいで速くなりますか?
開始時点、練習頻度、測定条件で変わるため一律の日数はありません。まず14日間、同じ条件で正確率と止まる場所を記録し、自分の変化を比較してください。
かな入力とローマ字入力はどちらから始めるべきですか?
TYPE BURSTとこのガイドはローマ字入力を前提にしています。学校や仕事で普段使う入力方式が決まっている場合は、その方式に合わせてください。
最初の2分を、初級で試す。
TYPE BURSTは無料・登録不要。短い日本語から始め、結果画面で速度・正確率・苦手キーを確認できます。
初心者向けサバイバル・初級を1回。速さより、打った後にF・Jへ戻ることを優先します。
初級で練習を始める